焦れば焦るほど売れない｜営業の仕事は売ることですか？

法人営業、ルート営業、新規営業、訪問販売、テレアポ営業など

営業には、さまざまな形態があります。

どの形態でも共通しているのは、結果が求められることです。

結果が求められない営業はありません。

焦れば焦るほど売れなくなり、お客様にその焦りが伝わります。

悪循環に陥ると簡単に抜け出せなくなります。

そんな悩みを抱える多くの営業スタッフがいます。

でも営業の目的は、売ることですか？それに気づくと結果が変わります！

（数字に追われるな！）

訪問販売会社の販売スタッフの話

訪問販売会社に転職した人がいます。順調な滑り出しです。

見込み客の名簿でテレアポ、訪問して受験教材を販売する仕事です。

価格は数十万円と決して安くありません（汗）。報酬は完全歩合制です。

売れるだろうか？の不安の中、さあテレアポです。

結果云々以前に、必死なだけです。余裕が全くありません。

運良く、1か月目は数件の成約、収入も前職の2倍！

「よし、来月は〇〇件は売るぞ！」（欲が出ます）

しかし、２か月目から大スランプです。

（天国から地獄へ）

アポイントが取れません。訪問先がありません。１日中テレアポです。

焦れば焦るほど空回り、1か月間以上この状態が続きます。

周囲からは「あと何週間で辞めるか？」の声が聞こえます。

「辛い、転職しなければ良かった」「このまま辞めたら負け犬か」

（電話が辛い）

もう開き直るしかありません。

「売れる売れないではなく、お客様が必ず得をする情報を持とう。」

受験に関する書籍を読み漁ります。

「売っている教材、本当にわかりやすいのかを確認しよう。」

教材（テキストと音声教材）を勉強します。

そして、またテレアポの日々です。

世界一やさしい　テレアポ＆電話営業の本【電子書籍】[ 赤嶺哲也 ]

「私の話を聞いたら得します、聞かないと損をします。」

しかし、すぐには結果が出ません（汗）。

そんなある日、所長から声が掛かります。

「何かあったのですか、トークが変わりましたね。」

それから何日かして、ようやくアポイントが取れます。

「よし、役に立つ話をするぞ、話を聞いてよかったと思わせるぞ！」

不思議と「絶対に売るぞ！」という思いはありません。

契約成立！！！その後は、大きなスランプもなく順調に行きます。

（トンネルを抜けた！）

そうです、1か月目は、全く余裕がなく、とにかく必死だったのです。

しかし、２か月目から「売るぞ！」、欲が出ました。

そして、大スランプを経て売りたいを捨てました。

この方は、売りたいを捨て、基本に立ち返ったのです。

営業の仕事は、売ることが目的ではなく、お客様に役立つ情報を提供することです。

売れる売れないは、その結果です。

• お客様に役立つ情報を提供するプロであること！
• 提供する商品・サービスを理解し、信用していること！

確かに、営業にはテクニック、話法があります。

しかし、基本の考え方が根底になければ売れません。

でも、売れた方が嬉しいですね、、、（笑）