何度も指導しても、注意しても一向に改まらない部下がいます。
それは、上司の言葉が伝わっていないからです。まったく反省していません。
叱ってもいいが、怒ってはいけないと学びました。
「もう一回やるとしたら、どうするか」と問いかけたりします。
いろんな名言を教えたりして励まします。
しかし、効果がありません。
なぜ、無視するのだろうか、私の教え方が悪いのだろうか？
根気よく指導をしますが、この状態で、上司が何を言っても無駄です！
指導されている部下も辛いかもしれませんが、先に上司の心が折れてしまいます。
同じように指導して、ちゃんとできるようになる部下もいるのに、なぜ？？？
「認識のズレがあること」に気づいてください。
（何度叱っても、、、）
ステップ1：認識のズレを確認
部下が重要性を認識しているかを確認してください。
あなたと認識がズレている可能性があります。
- 遅刻を注意されても、仕事には影響を与えていないから、遅刻位はOK！
- ミスを注意されても、人間なのだから少し位のミスは仕方ない！
- 提案書の内容を指摘されても、自分は80点だからOK、厳しすぎる！
上司から見れば30点でも、本人の認識は違います。 - 納期遅れを注意されても、一生懸命やっているんだから仕方がない！
- メモを取るように指導されても、自分は覚えているから必要ない！
たまには忘れることもあるが仕方ない！ - 整理整頓を指導されても、どこに何があるか分かっているから必要ない！
認識がズレた状態では何を言っても伝わりません。
（言葉が通じない状態です）
ステップ2：認識のズレを埋める
認識のズレを確認して、1つ1つ埋めるしかありません。
「自分の仕事に10点満点で何点を付けますか？」と聞いてみてください。
上司は3点と思っていても、部下は8点と言うかもしれません。
そして具体的に教えて、ズレを埋めてください。
ただし、押し付けないように注意してください。
中には「パワハラだ」と言い出す人もいます（汗）。
（ご注意を！）
この学びが役に立ちます！
人は性格によって「伝え方」「受け止め方」が違うことがあります。
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知って得する、知らないと損をする！
性格統計学をもとに、人によって響く言葉が違うことを学びます。
平成28年文部科学省の委託事業に採択されました。
フジテレビ、NHKニュースでも取り上げられたこともあります。
ヒントになるのではないでしょうか。
ステップ3：諦める
認識がズレが埋まらないときは、諦めてください。
身も蓋もない、、、いいえ、上司と部下のためです。職場のためです。
部下の方を否定するのではありません。
適材適所、人には向き不向きがあります。
部下は、違うフィールドで輝く人かもしれません。
- 事務職の人が営業職に行って成功する
- 技術職の人が職人になって成功する
- 違う会社に転職して成功する
- 会社員だった人が飲食店を始めて成功する
そんな例、たくさんあります。
フィールドを変えるまでは、「できることだけをやってもらう」です。
すべての人に、わかってもらうことはできません。
（時には、諦めも養生！）
これは、部下の立場からも同じです。フィールドを変える勇気も必要です。
（一人で悩まないことです！）
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